『SFはこれを読め!』

谷岡一郎 (ちくまプリマー新書)

そのタイトルどおりSF必読書のブックガイド。
三人の会話の形式で、いくつかのテーマごとにSFが紹介されていきます。
読みやすくて一時間足らずで読めます。
本の面白さを伝えようとしてくれるのに加えて、その小説に乗っかって著者の考え方などがちょいちょい出てきます。

そのたびなんとなくお説教を聞かされている気がしました。
よく見ると裏表紙にはこうあります。

SFは、科学を通じた現代社会への賛歌である。
テーマ別のオススメ本を通じて、
社会とは何か、生命とは何か、人はどう生きるべきか
などについて考えてみよう

この本の主旨がそういうことなのでしかたないです。
私はSFに限らず、小説を読むということは、小説を読む以上のことではないと思います。
どう生きるべきか、なんて考えるのはまた別の話ではないでしょうか。

ただ、SFは作者や読者の意図はともかく、大上段のテーマを盛り込みやすく、また読み取りやすいジャンルではあることは間違いなさそうです。
巻末のブックリストはたいへん役に立ちます。
理科系の基本的なこと(潮汐力とか)がわかりやすく説明されていて、勉強になりました。

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