『道なき未知』

森博嗣 KKベストセラーズ

森さんが雑誌、Webに連載していたエッセイをまとめた本です。
「ここに書いてあることだって、あまり信じない方が良い。役に立ちそうなところだけ、軽くすくい取って自分のために活用しよう」と書かれているので、そうすることにします。

なんでも良いから、毎日こつこつと続けていると、この自分の変化を頻繁に観察することができるし、小さな自信が毎日生まれる実感がある。

森さんがよく言うことですが、まず「やる」ことだといいます。
「やる気が出ない」といってやらないよりも、まず目の前のことをやる。
やっていくうちに不可能が可能になる、といいます。
こつこつが苦手な私ですが、今年はこつこつやるようにしています。
ランニングとブログと読書だけですけど。

社会において、絆よりももっと大切なのは、他者の自由をお互いに尊重することだ。

東日本大震災後の「絆」の氾濫には居心地が悪くなりました。
キズナで唯一許せるのは、第80回日本ダービー馬のみ(馬券は外れましたが)。
絆、といわれると切羽詰まった気がして、引いてしまいます。
他者とのつながりは「おせっかい」くらいがちょうどいいのかな、と最近は思っています。

「楽観は馬鹿でもできる。」

私はひどい心配性なので、旅の荷物も膨れ上がります。
それが欠点だと思い込んでいましたが、ちょっと肯定された感じでうれしい。
前向きばかりがよいわけではないですよね。
私の場合はもう少し前向きさが必要な気はするのですが。

僕は、そもそも、集中した思考というものに、あまり価値を見出していない。頭は集中しない方が良い。いろいろ考える、つぎつぎ発想が飛ぶほうが好ましい、と感じている。

まさに『集中力はいらない』です。


 ただ、額面どおり受け取るのではなくて、対象と向き合うことには集中したほうがいい。
その中で自由に遊ぶ、というようなイメージかなあ、と思います。
難しいですけど。

森さんみたいな「流線型」の、ジメジメしていない人が増えるといいですね。

とにかく、あいかわらずひねくれまくっていらっしゃいました。

道なき未知 Uncharted Unknown

道なき未知 Uncharted Unknown