サミュエル・ベケット『モロイ』を買いました。
保坂和志さんが『モロイ』を大絶賛していたので、昨年図書館で白水社版を借りてきて読もうとしたのでした。
しかし、結局1ページも読むことはできず。
難解といえば難解。
しかしむしろ訳文との相性といったほうがいい。
新しい訳が出ないかな、と思っていたら出たので予約して買ってしまいました。
私は母の部屋にいる。今ここに住んでいるのは私なんだ。どうやってここにたどり着いたのか、よくわからない。たぶん救急車か、とにかく車に乗ってきたはずだ。誰かが助けてくれたにちがいない。ひとりではたどり着けなかっただろう。
出だし。
なんとなくカミュの『異邦人』ぽい。
これなら読めそうじゃないですか。
とにかく、本がこの数ヶ月まともに読めていない。
したがって書評もどきも書けなくなっていますが、その割に本は購入しています。
がんばって読みます。