2002年日韓共催のワールドカップが開催されたとき、私は現場で二試合を見ることができました。
最初の試合は、大分スタジアムエコパで行われた決勝トーナメント一回戦のスウェーデンーセネガル戦。
友人からチケットが取れたのでどうだい?と誘われました。
この大会、インターネットでチケットを取るのですが、これがなかなか取れないものでした。
渋すぎるカードで、知っている選手がラーションさんくらいしかいなかったのですが、せっかくのワールドカップを生で一度は見たい、ということから行くことを決断しました。
せっかくなので、当時の愛車SAAB9-3の故郷であるスウェーデンを応援することにしました。
関東圏からの弾丸日帰りツアー。
早朝、羽田から福岡に飛び、福岡から高速バスで大分スタジアム入りしました。
前日にスポーツショップで購入したスウェーデンのユニフォームを着ております。
満員でした。
たぶん。
乙武洋匡さんを目撃しました。
試合は延長戦の末2−1でセネガルが勝利。
そういえば、セネガルのキャプテンはアリウ・シセさんでした。
今回のワールドカップで話題となった、セネガルのイケメン監督。
帰りの飛行機は、もともとぎりぎりでした。
試合が延長になってしまったものだから、帰らなくちゃいけないけど帰れない、という決断を迫られる状況になっていました。
この大会の延長戦はゴールデン・ゴール方式。
セネガルのゴールデン・ゴールで決着がついた瞬間、走ってスタジアムをあとにしました。
再び高速バスに乗り、空港内を走り通しで羽田の便に飛び乗りました。
空港には食べるものはもはや何も売っていませんでした。
東京まで何も食べられず。
私はこのとき以来、水と食料は何かしら旅においては携帯しておくべきだという考え方になります。
ワールドカップを観るのはじつに疲れるものなのです。