Tak.さんと佐々木正悟さんの対談『書くための名前のない技術 case 1』を読みました。
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小さなメモを原稿まで育てていくプロセスがわかりやすく語られているので、つい興奮してしまいました。
佐々木さんは「たすくま」を執筆ツールとして使っているといいます。
もちろん「たすくま」はタスク管理アプリなのですが……
Tak. さっきから不思議に思ってたんですが「たすくまで書く」っていうのは具体的にどんなイメージなんですか。
佐々木 こんな感じです(見せる)。ここにメモを……。
Tak. ああ、(たすくまの)項目に添付するメモの中にということですね。
佐々木 そうです。たすくまのメモの中で箇条書きにします。冒頭でだいたいこんなことを書いて、次にこれを書いて、その話を3章くらいにばらけさせて……みたいな感じで章立てらしきものを作ります。
Tak. それをDynalistに移す? (引用者注:Dynalistはいわゆる「アウトラインプロセッサー」のひとつ)
佐々木 そうです。正確にはいったんEvernoteを経由します。
Tak. どうしてEvernoteを経由するんですか?
佐々木 どうしてというか、たすくまには一日の項目をEvernoteの1ノートに送り込む機能が標準でついてるので、たすくまで取ったメモも自動的にすべてEvernoteに集約されることになるんです。ぼくにとってはこの1日のノートがインボックスに相当します。 Tak. そうか、いずれにしてもたすくまはiPhoneとApple Watchでしか使えないから、メモを利用するにしてもそのままでは制約がありますね。
佐々木 そうです。毎日の仕事はこのEvernoteのインボックスを整理して空にすることから始まります。その過程で原稿についてのメモも処理されます。メモがアウトラインならDynalistに、原稿の一部ならUlyssesに振り分けます。
メモがどう流れていくか、手に取るように分かった部分です。
『メモの魔力』を読んだときも刺激を受けてメモをとろうと思いましたが、これほど明確なフローではありませんでした。
さっそく、iphoneやらApple Watchでメモをとろうと思ったのです(通算74回目)。
佐々木さんの使う「たすくま」は相性が悪いので「Drafts」を使おうかとか悩んだのですが、結局使い慣れた「DayOne」をメモアプリにすることにしました。
なんといっても写真を扱えるし、ライフログにもなるとの考えからです。
とにかくテキストベースのメモは「DayOne」に放り込み、翌朝それを整理するという流れを作ろうとしてます。
うまく行くかな。