子どもの頃、味噌汁が飲めませんでした。
妹はあたりまえのように朝食で味噌汁を飲んでいたが、私が味噌汁を食すようになったのは中学に入ってから。
たぶん、世の中の多くの人々が味噌汁を飲む習慣があるものだから、しかたなく合わせたのです。
しかし不自然に自分の食卓に組み入れたものだから、味噌汁をどのタイミングで飲めばいいのかわからない。
おかずとご飯をすべて食べ終わってから、おもむろに味噌汁に手をつけることになります。
それはこの年齢になっても変わらない。
初めて一緒に食事をする人には、怪訝な顔をされている気がします。
そんなこと、気にしていないのかもしれませんが。
そもそも、味噌汁の存在意義がいまだによくわからないのです。
ご飯とおかずだけで食事は成立するではないですか。
水分が必要なのならば、水を飲めばよい。
文句を言っている割に結局味噌汁を飲んでいるのだから、説得力がありませんが。
いくら文句を言っても、私は味噌汁にもなれない。
490円。