腰が痛くて、身体が重くて、もっと眠っていたいのに午前1時半頃目覚めてしまい、 もう眠れないから困った挙げ句包丁を研いでいるし、職場では午前11時に眠くて眠くてしょうがなく、というより事実上寝ているし、やる気も起こらず、右手は激しく震えるし、便秘だし、馬券は外れてばかりだし、買い物だけはしたくてしたくてたまらなくて、運動する力も残っておらず、仕事はたまる一方で、何かをなさなければならないという焦りだけが大きくなって、本も読めず、映画も見ることができず、誰かと世間話程度も話すこともなく、金もない。
要はどん底の底。
死の感覚というのは、きっとこういう状況と地続きにちがいない、と思った。
5月の終わりから6月をただなんとかやり過ごしていた。
月曜日、眼が覚めたらなぜだか身体が軽くなっていた。
きっかけはなんなんだ。
よく寝るのですよ、という天の啓示のおかげか、夜8時から朝の5時半まで一度も起きることもなくよく寝てしまった。
いや、日曜日に中華料理屋で食べた麻婆豆腐のおかげなのか。
椅子のクッションを変えたせいか。
とにかく、底を打って反転したのだ、と思いたい。
この体調のしっぽをつかまえておかなくちゃ。
だから、朝、さぼっていたヨガをやった。
会社では、たまっていた仕事を少し片付けた。
帰ってきたら疲れの気配を感じたので、またヨガをやった。
明日いい体調ならうれしいが。
いずれにしても、金はない。