会社に入った頃は、誰も彼も彼女もがゴルフをやっていたものでした。
オフィスのゴルフコンペは、あんまり参加者が多いものだから二日に分けて半数ずつ参加したものだった。
無精な私ですら二ヶ月に一度くらいのペースでコースに出ていたものでした。
もちろん休みの日は練習場に通いました。
練習場に飽きると、友だちともショートコースに遊びに行ったり。
それほどやっていたゴルフですが、十数年前に完全にやめてしまいました。
スペースをとるゴルフクラブもまとめて処分してしまった。
ゴルフはたぶん自分の身体でいちばん遠くにボールを飛ばせるスポーツではないか?
それがいちばんの魅力でした。
しかし、いくら練習しても全く上達しない。
思いどおりに飛ばないのがあたりまえ。
レッドベターとか、江連忠とかの本を読んだものですが、身につかず。
当然、道具にも凝った。
もちろん道具でも何も解決されません。
そのうち、楽しさをつらさが上回っていることに気づきます。
ティーグラウンドでのプレッシャー。
練習も面白くない。
金はかかる。
時間も取られる。
爽快感がない。
冷静に考えれば、自分には向いていなかった趣味でした。
単純に時代に流されてやっていた感じです。
やめたらすっきりしました。
父はゴルフがとても好きでした。
父とコースを回れなかったのは、少し心残りではあります。