死闘!苗場山(登山篇)

先日、ZABAさんから山に登ろうとのお誘いを受けました。

向かうのは苗場山です。

ZABAさん、TODOさんのいつもの三人組で車で向かいます。

ZABAさんの越後湯沢のベースキャンプに前の晩入厩し、軽く飲みながら計画を確認しました。

 

話があるまで、苗場山のことを私は知りませんでした。

苗場といえば、スキー場や苗場プリンスホテルのイメージです。

しかし苗場山は、苗場スキー場とは別の場所にあります。

新潟県と長野県の境にある、日本百名山の一つです。

尾瀬のような池塘があり、「天空の楽園」とも言われています。

山頂への主なルートとしては「祓川コース」と「小赤沢コース」があります。

祓川コースのほうがメジャーのようです。

東京方面からのアクセスがよい、という要素が大きいのでしょう。

われわれは越後湯沢に前乗りするので、どちらでもよいのですが、どちらにするか。

 

登山地図によれば、登りのコースタイムは祓川コース→4時間15分に対し、小赤沢コース→3時間30分。

小赤沢コースだと、三合目まで車で行けてしまうのです。

ただ、小赤沢コースには「クサリあり」という表示があります。

ネットで見るとクサリはあくまで補助的なもの、という記事を見かけました。

登山の経験はほとんどない初老三人組(私とZABAさんは富士山などに登ったことはあるのですが)。

検討した結果、行動時間が短い小赤沢コースを選びました。

TODOさんは「祓川コースがいいんじゃないか」と呟いていたのですが、その声はかき消されてしまいました……

 

海の日の三連休を控えた金曜日の朝、私たちは車で越後湯沢のベースキャンプを出発しました。

車がすれ違えない細い国道を走り抜け、秋山郷へ。

8時半に小赤沢の登山口(苗場山三合目)の駐車場に着きました。

私たち以外に4台が駐まっていました。

天候は曇り気味で、汗かきの私たちにとっては好都合の天候です。

簡単に朝ごはんを食べて、準備を整えました。

8時50分、がんばって登ることにします。

 

登山道はけっこう急。

比較的涼しいとはいえ、初老三人組は早々に体力を奪われていきます。

前日の雨もあり、地図に「湿気の多い道」と書かれた部分は水が流れている状況。

岩場が多く、すべりやすい。

言葉数も減っていきます。

鎖場です。

きついじゃないか。

こんな鎖場が何回か現れます。

もはや自分のことしか顧みられなくなったわれわれは、グループ登山ではやってはいけない「ばらばら」の状態になります。

 

TODOさんが遅れてしまい、私とZABAさんが八合目に着いたのは12時25分。

コースタイムが2時間40分ですから、およそ1時間の遅れです。

しかしようやく視界が開けて、しかも木道となりました。

霧ですが、これで安心、と休憩。

そこで、山頂から下ってきたご夫婦とあいさつを交わしました。。

奥さんから「これから頂上までずっと木道だと思ってるでしょう?だけどすごく大変よ」とアドバイスをいただきました。

「まじすか」と答えながらも、これは山ガール特有のジョークだろうと思いました。

 

しかしそれはジョークどころではなく、むしろ「大変」では甘い表現でした。

ごろごろした大きな岩が立ちはだかり、さらに急登。

湿原なので岩は滑ります。

「風雲!たけし城」に出てくるトラップの、大岩転がしのようです。

すでに疲れている足を持ち上げて、岩を乗り越えるのがたいへん。

苦闘の末、ようやく天空の楽園に続く木道に乗りました。

 

雪が残っています。

 

宿泊の予約をしていた苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)に到着したのは14時過ぎ。

 

会計はTODOさんにお願いしていたためお金は最小限しか持っていなかったのですが、快く受付していただきました。

寝床まで案内していただきます。

二階もあるのですが、はしごを登る気力もなく一階をお願いしました。

 

ビールを飲みながらTODOさんを待ちます。

 

16時頃、ようやくTODOさん(というか、お金)が到着。

おつかれさまでした。

前払いで一人8,800円(2食付き)を支払います。

夕食は18時からなので、さらに軽く一杯。

 

食事は談話室兼食堂でとります。

宿泊人数は15名程度でした。

なお、明日は三連休の初日ということで満室だそうです。

夕食はカレーライスとポテトサラダ。

おかわり自由です。

明日のためにおかわりしました。

とてもおいしい!

 

おなかがいっぱいになりましたが、やることもありません。

部屋には携帯の電波も届きません。

とはいえ、徒歩一分の見晴台でdocomoとauの電波が届くので、最低限の交信をしてきました。

 

結局、19時には寝てしまいました。

22時にいったん眼が覚めてしまいましたけどね。

(下山編に続く)