籐の収納ボックスとの死闘

部屋を片付けておりますと、積み重ねられたスーツケース類がありました。

整理しようと思ってスーツケースをどかすと、籐でできた収納ボックスが現れました。

こんな感じ。

(写真はイメージです)

開けたら中には5億円が入っていたらいいのですが、なぜか2004年のプロ野球選手名鑑が入っていただけでした。

なぜだ。

この収納ボックスについて使い道を検討したのですが、どうしても見つからない。

収納ボックスがあるから片付かない、とどこかで読んだ気がするので処分することにします。

 

籐でできているので、踏み潰せば壊れるだろう。

そんな目論見は、はかなく潰えました。

枠の部分は少し曲がるのですが、壊れる気配がない。

金属のフレームがあって、それを籐でぐるぐる巻いているようです。

ふうむ。

めんどうです。

金属の部分は、不燃物に該当する。

私の居住する地域では、不燃物と可燃物に分別してごみを捨てなくてはいけません。

枠と籐を分離しなくてはいけないのか。

魚を骨と身に分けるイメージ。

 

とりあえず、ふたを取り外してから骨と身に分けよう。

まずふたを取り外そうとするのですが、蝶番の部分がものすごく頑丈。

ハンマーやペンチを投入しますが、まさしく刃が立ちません。

最終兵器として、一年に一度筍堀りに使う鍬を持ち出しました。

牛刀を持って鶏を割く。

休日の午後、ヴェランダで繰り広げられる情景はシャイニング感もあります。

力任せの破壊を試みましたが、びくともしません。

いったいどうなっているのか。

北風と太陽との寓話を思い出しましたが、今回太陽に該当する措置が思い浮かびません。

思い切って燃やしちまおうか、と頭の片隅によぎりました。

燃やしてしまえば楽になるー。

もちろん、分別のある大人はこの提案を退けました。

 

考えた末、ストロング万能バサミで枠を残して一面ずつ切り取って行きました。

中途半端に曲がった枠のせいで、切り取りづらい。

最初からこうすればよかった。

苦労の末、六面すべての籐を切り取りました。

最終的に残った枠は、金属製といえどももはや抵抗する能力がありません。

私の体重によりぐしゃっと潰されて、くねっとまげられてスモールパッケージホールドされて不燃ゴミの袋に入りました。

おおよそ二時間の死闘。

粗大ゴミで処分するか、なんらかの利用をするべきだった。

ただただつかれた。