世代論をぶつのは年をとった証拠ですが、今年の三歳馬はとても強いです。
三年ぶりに仕事に復帰して、少しずつ仕事を思い出しています。
そういえばこんな感じだったなあ、とかああこれはやってはいけないんだ、とか学習しています。
分からないことやどうしても思い出せないことが当然どっさりあります。
そんなときは若者たちにきいてみます。
若い人たちはばりばりと、しかしこつこつと仕事をしています。
とても頼もしい。
分からないことを尋ねても、きちんと丁寧に答えてくれます。
しかし、二人の若者とはうまく話が通じません。
私の問い方にもきっと問題があるのでしょうけれど。
彼らはキャラは違うのですが、同じようなところがあります。
①自分が正しいということにまったく疑いを持っていない。
自信がある、といえばそれまでですが、信じられないくらいに一つの疑いも持っていません。
ちょっとびっくり。
②①に関連しますが、例外や融通を決して認めない。
別に適当であれ、というわけではないのです。
厳格であることは必要なこと。
ただ、規則によってある行為が認められていないとして、なぜその規則があるのかという原理的なことくらいはたまには考えようよ、と言いたい。
言えないけど。
規則に書いてあるから、で終わってしまう。
場合によっては規則自体が見直しの対象となることもあるはずですが、そういう「メタ」の視点が持てない、というより持つつもりはないと決めているみたいなのです。
そんな彼らは業務上のチェックについては無類の強さを発揮します。
その精度は見ていてもすごいなあ、と思います。
しかしこれからAIが発達する中では、そういう技能は機械に奪われていきそうです。
まあ、要らぬ心配ですが。