「今日も暑ーい一日になりそうです」。
夏になるとどうしても聴きたくなる、スチャダラパー「サマージャム’95」。
この曲ほど、自分の夏の風景を切り取られたと感じる曲はありません。
とはいっても、クラブには行ったことがなく、ナンパはしたことがない。
しかしこの曲を聴くたびに、若い頃は毎年クラブに通い詰めて、毎晩ナンパしてたような気になってくる。
そんな気になったためしはないのにね。
もちろん「再放送のドラマ」を見て、でーんと構えていたのです。
もちろん歌詞も(Lyricというのか)すごくいいのだが、バックミュージック(Trackというのかもしれない)が夏のけだるさ全開でたまらない。
こちらで紹介されていたが、元ネタが「Montara」という曲だそうです。
http://www.human-party.com/entry/schadaraparr
ほぼそのまんまの使用。
すごくいいので、最近はこのオリジナルを聴いています。
実家にエアコンが入ったのは、私が大学に入ってからでした。
大学受験の勉強をしている時期、予備校の夏期講習にもほとんど行かず、図書館も遠かったので行かなかった。
夏の暑さとどう戦うのか。
ここ数年の殺人的な暑さではなかったとしても、やはり夏は暑い。
当時犬を飼っていました。
犬は夏の涼しい場所、冬の暖かい場所を知っているから、彼らのいる場所に行けば快適。
真夏のあいだ、犬は風呂場のタイルにペタッと腹をつけて寝ていました。
だから、私も日中、風呂場で腹ばいになって勉強した。
犬の場所を横取りして(場合によっては犬と並んで)問題集を解いていました。
問題を解いたつもりになっているだけで、ほとんどぐったりしていただけだった気がしますが。
いまになって思うと、うちはエアコンを入れられないほど苦しい経済状態ではなかったと思います。
親世代はエアコンをよしとしない世代、ということでなかなか導入しなかったのかもしれません。
説き伏せてとっととエアコンを入れてもらえていれば、私の人生も多少は変わっていたのかもしれません。
まあ、暑いので深く考えないことにします。