大相撲秋場所が始まるとともに、仕事への復帰の前段「リハビリ出勤」が始まります。
通勤と職場の雰囲気に慣れましょう、というのが主眼です。
復帰の友でありライバル(と勝手に思っている)稀勢の里さんは、北の富士さんに「気迫が感じられない」と酷評されているようです。
およそ三年ぶりに職場に行くので、若干どきどきしてきました。
私も「稽古」をしなくては。
さて、いったい何をすべきかと考えた結果「通勤訓練のための訓練」をすることにしました。
初日と同じ時間の電車に乗ります。
服装もいつも履いているサンダルやアンクルパンツはやめて、来たるべき復帰のために揃えておいたこれを履いて出かけました。
しばらくの間、本来の出勤時間よりも遅い時間に出勤すればよいので、ラッシュアワーは終わっていて電車は空いています。
来たるべき復帰時に使おうと思って買っておいた、これをつけてみました。
聴いていたのは、AppleMusicで見つけたe.s.tの「Tuesday Wonderland」。
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昔、タモさんや村上さんにあこがれてジャズのCDを何枚か買って聴いていましたが、よくわかりませんでした。
それでも分かったことは、ジャズの王道的なもの、たとえばマイルス・デイヴィスとかジョン・コルトレーンのようなものは眠くなってしまい聴けないということでした。
AppleMusicをいじっていると眠くならない楽しいジャズやヒップホップ的なジャズもあることを知り、e.s.t.に出会いました。
電車の中ではe.s.t.を聴きながらkindleで本を読んでいたら、仕事場の最寄り駅に着きました。
実は休んでいる間に三回くらい、この駅に来たことがあります。
しかし最初は駅を降りずに引き返し、二回目は改札まで行って引き返し、三回目は降りたけれど道半ばで引き返しました。
どれだけデリケートなのか。
今回はe.s.t.さんの音楽のおかげか改札も軽く突破し、するするっと職場の正面まで行くことができました。
そのまま建物に入ってしまおうかな、とも思ったくらいの勢い。
入らなかったけど。
職場の建物を通り過ぎて、道をぐるっと一周してきて駅まで帰ってきました。
まあ、なんとかなるだろう。
気迫はありませんが。
初日は新入社員になったと思って、がちがちに緊張して出勤したい。