10年以上前、富士山に登るにあたって(例によって)登山道具をいろいろと買いそろえたのですが、その中にこんなものがありました。
いったい、これはなんだ。
「スパッツ」(または「ゲイター」)というものです。
ズボンの裾から靴にかけてのカバーのようなもので、小石や水が靴に入るのを防いでくれるのだとか。
ほんとかなあ。
富士登山の際は、結局つけませんでした。
この夏、苗場山に登りました。
苗場山では泥濘を越えていく場面もあったので、スパッツを着けてみることにしました。
しかしきちんと着け方を確認しないまま適当な着け方をしていたので、ずるずるとずり落ちてしまいます。
ゴムが付属しているのですが、それをどこに引っかけるのかもよくわからず、なんとなくぐるっとくるぶしのあたりを回していたら切れてしまいました。
スパッツなき登山(下山)では、確かに靴の中には石が入ってきました。
まいったなあ。
ゴムが切れたスパッツがまだ使えるものなのかすら分からなかったのですが、さすがAmazon。
スパッツ用替えゴムが売られていました。
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まだ使えるらしい。
とりあえず購入。
さて、このたび新・山歩き企画が持ち上がりました。
ついては、スパッツの着け方をきちんと勉強しましょう。
こちらのサイトがわかりやすいです。
https://www.soranoshita.net/blog/post-2653/
①左右を確認
②チャックを上げて
③チャックのある場所をぐるっと後ろに回し
④ゴムを土踏まずを通して内側から外側に伸ばして引っかけ
⑤フックを靴紐にかける
ふーん。
だけど、スパッツに左右があるなんて、またまた。
ああー!書いてある。
左と右があるんだ。
ぜんぜん知らなかった。
靴紐にかけるフックはゴムを引っかけるフックだとずっと思っていたし。
よし、ひととおり覚えました。
替えゴムは山歩き当日につけようと思ったのですが、念のため練習をしておこう。
と思って始めたら、え、難しい。
内側と外側ではゴム留めのフックの隙間がぜんぜん違うんですね。
内側のフックに常にゴムが引っかけてある状態が装着前。
装着時はゴムを伸ばして外側のフックに引っかけるから、内側のフックは外れにくくなっているのです。
逆に、内側のフックには簡単にはゴムを取り付けることができないということ。
ドライバーなどを使ってフックの隙間を広げようとしましたが、うまく行かず。
最終的にゴムを思い切り伸ばして細くして、無事取りつけられました。
事前にやっておいてよかった。
それにしてもこんな小さな単純な装備でも、奥深いですね。
自分の知力を過信していました。
道具に限らず、説明書なり本なりをきちんと読み込んで使い始めないといけない、と反省してしました。
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